秋本さんは何かに取り憑かれたのかなと心配なるくらいヒートアップしていきました。
ずっと秋本さんのターン。
もはや秋本さんのソロコンサート状態。
バックダンサーはイケちゃんとイケメン。

最初は鍋を勧めてきてましたが、気付いたら洗剤も増えてた。
野菜もこの洗剤で洗いなさいと熱弁。
イケちゃん、イケメンは首取れそうなぐらい頷いてた。

一通り話し終えた秋本さんは私達に「で、どうかな?」と聞いてきました。

私が(この鍋を超えるほど好きな鍋なんてとっさに出てこねえよ・・・今回は普通に断るか)と思い覚悟を決めてビシッと断ろうとしたら、さやかが先に言いました。

さやか「そのお鍋っていくらするんですか?」と。

え?さやかちゃん、買うつもり?
まさかマジで欲しくなったの?
あなたもそっち側にいくの???

えー、3対2じゃなくて、4対1ですか?
と絶望したね。
これは勝てないと。
4対1で押されたら正直断れる自信がない。
今日私は貯金のほとんどを失うんやなって絶望よ。


秋本さんは顔をパァッと明るくさせて、「色々なサイズがセットになって〜〜値段は高いかもしれないけど、それだけモノが良いってことだから〜」と嬉しそうに言いました。

鍋、高けえ。
高すぎてびっくりした。

値段を聞いてさやかは言いました。
さやか「あーちょっと・・・いやかなり高いですね」
お、断る雰囲気。値段を聞いてその高さを理由にビシッと断ろうとしてるのか?

秋本さん「うん。けど分割も全然できるし、学生さんでも買う人もいるくらいで〜」
秋本さんも折れないですね。
さすがずっと秋本さんのターンを作り出しただけあります。

そして、さやかは急に死んだ魚のような目をしながら「私自己破産してるので、分割でも厳しいんですよね」と言いました。



 
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