ピヨさんと約束していた日がやってまいりました。
コロナの影響でカップヌードルミュージアムは予約制になっているので、私は予約したチケットをコンビニで発券し、握りしめて待ち合わせ場所に向かいます。

約束した時間よりも少し早めに着くと、もう既にピヨさんが待っていました。

なんやて!と思いながら私は急いでピヨさんの所に行きます。

今回は私がスマートさで勝とうと思っていたので、早めに着いてスマートにチケットを渡す予定やったんですけどもね。

そんな私のスマートさを見て「こんな・・・スマートな人間からお金を奪い取るなんて無理や・・・」と膝から崩れ落ちるピヨさん。
そんなピヨさんの背中をさすり「大丈夫。人生は何度だってやり直しがきくよ」って言うつもりが・・・。

私「こんにちは〜お待たせしました」
ピヨさん「こんにちは〜かもめちゃん早いね」
私「ピヨさんも早いですね」
ピヨさん「バスの本数が全然なくていつも早く着いちゃうんだよね。今日は来てくれてありがとうね😊」
そしてスマートに歩き始めるピヨさん。

私も負けへんで!と、スマートに歩き、握りしめていたチケットをピヨさんに渡します。
私「これどうぞ!」
ピヨさん「ありがとう!これいくらだっけ?」

ピヨさんは後ろポケットから財布を取り出したので、私はビシッと言いました。

私「安かったんでお金は大丈夫ですよ!貰ってください♪」

キマったね。すごいスマート。
ちなみにチケットは1枚400円でした。
たった400円でスマートぶる私。


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