ピヨさんはニコニコしながら私にメニューを見せてくれて「何食べる?♪」と聞いてくれました。

ちょっと「♪」を打つことに疲れてきたので次のやりとりからなくなりますが、ピヨさんは会話全てに「♪」ついてると思ってくださいね!

メニューを見て「あ、じゃあ私はこのチョコレートケーキのセットにします!」と決めてメニューをピヨさん側に向けます。

ピヨさんは「了解!じゃあ俺は何にしようかな〜」とメニューを見ながら考えはじめました。

そんな彼の姿を見ながら私は怯えておりました。
間違いなく壺を買わされる。
それかビジネスの誘いだ。今そういうの多いって聞きますし?
あれでしょ?夢を100個書かされるんでしょ?
「今の自分に満足してる?」って言い出すんでございましょ?
「楽してお金稼ぎたくない?」って言われるんでしょ?
楽してお金は稼ぎたい!!!!!!

そんなことをぐるぐる考えていると、私の頭にズドーン!と稲妻が落ちました。
そうだ・・・ピヨさんの趣味は・・・美術鑑賞。
閃いてしまいましたよ。凄い閃きです。

ピヨさんは私に壺を買わせるんじゃない。
絵ですよ。絵を買わせるんですよ。

これは間違いないです。ゴッホのひまわりを買わせる気や。
ピヨさんは美術鑑賞も絵を描くことも好きだと言っていたので、ゴッホのひまわりそっくりに絵を描いて、それをあたかも本物のように売りつけてようとしているはずです。

ちなみに本物の値段を調べたら53億円だそうです。

分割払いでも死ぬまでに返しきることはできなさそうです。リボ払いだと・・・利息だけを払い続けて人生を終えそうです。


私は強い意志で(ひまわりを買わされそうになってもNO!と言おう)と心に決めました。
ちなみに何故ゴッホのひまわりかと言うと、私はひまわりしか知らないからです。
他の作品を売りつけられてもNO!と言いたいです。

ピヨさんは「よし、決めた!じゃあ頼むねー」と言って店員さんを呼んで、2人分のメニューを頼んでくれました。

注文が終わり、ピヨさんは机の前で手を組みながら言いました。
「かもめちゃん、仕事は楽しい?」と。


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