待ち合わせ場所に向かうとピヨさんらしき人を発見しました。

写真は貰っていたので顔は分かっているのですが、やっぱり写真と実物は違いますね。
本物のピヨさんは写真の何倍もチキンラーメンのひよこちゃんに似ていました。
擬人化した?ってくらい似ていました。

そして今まで私は何度かマッチングアプリで知り合った人と会ってるのですが
何度会っても初対面の緊張はえげつないです。

毎回足がガクガクになります。
これっていつか慣れることあるんですか??

私は足をガクガクさせながらピヨさんに話しかけます。
私「すみません、ピヨさんですか?」

ピヨさんは私を見てニコッと笑って言いました。
「はじめまして〜今日は来てくれてありがとうね♪」

さすが年上、大人の余裕がすごい。

ピヨさんはいままで会った人の中で1番フランクでした。
まるで友達のお父さんと話しているかのような安心感・・・。

ピヨさん「この近くにあるカフェに入りたいなと思ってるんだけど、大丈夫かな?」
私「はい!大丈夫です!」
ピヨさん「ありがとう♪もし他に行きたい場所があったら遠慮なく言ってね?♪」
私「大丈夫です!ぜひそこに行きたいです!」
ピヨさん「それなら良かった♪じゃあこっちにあるから・・・♪」
とピヨさんは歩き始めたので私も足をガクガクさせながら歩いていきます。

歩きながらもピヨさんは色々と話しかけてくれました。
ピヨさん「お家からここまで結構遠かった?♪」
私「電車で30分くらいです!」
ピヨさん「わざわざ来てくれて本当ありがとうね♪職場もここの近くなんだっけ?♪」
私「はい!そうです!ピヨさんはどれくらいかかりますか?」
ピヨさん「俺はまず家から駅が凄く遠くてさ、トータルで1時間くらいかな♪」
私「ピヨさんこそわざわざありがとうございます!」足ガクガク
ピヨさん「そんなことないよ〜!今日すごく楽しみにしてたし♪」

あまりのピヨさんの印象の良さに私は強烈に不安になってきました。

初対面でここまで愛想が良い人に出会ったことがないのと、会話全てに「♪」がついてる機嫌の良さ。
そしてめちゃくちゃニコニコでとにかく会話全てが気を遣ってくれていて優しい。

私は(もしかしたら200万くらいする壺を買わされるんじゃないのか・・・?)と思い始めました。

初対面の緊張と壺を売りつけられるんじゃないかという恐怖で足のガクガクが激しくなっていきます。手も震え始めた。

そしてピヨさんは有名なホテルのカフェに入っていきました。
なんて言うんですかね?ホテルの中に入ってるカフェってあるじゃないですか?
凄いオシャレなこんなケーキとかサンドイッチがあるお店です。


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カフェにいるお客さんもスーツや綺麗めな服を着ています。

あーもうこれは買わされますわ。
これはビジネスの勧誘ですわ。
壺買わされますわ。
消費者金融ハシゴさせられる。

逃げることもできず席に案内され、お洒落な席に座ります。
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