私も挨拶をして、さっそくご飯を食べに行くことにしました。
私は今まで友達の紹介や、合コン、マッチングアプリなどで初対面の人と喋ることはありましたが、ヨッシーさんみたいなタイプは初めてで何を喋ったらいいのか分からなくなりました。
相手は天下のエリート大学卒。
なめたことを喋ったらぶっ飛ばされるんじゃないかと言うくらい、エリート感がハンパないんですよ。
何を話そう・・・LINEでも真面目やったからふざけた会話はできないよな・・・政治の話?ダメだ!分かんねえ!センター試験の話か?!あー!今年受けてない!(もはや受けれない)
と軽いパニックになっているとヨッシーさんが話かけてくれました。
ヨッシーさん「あの、今から食べに行くご飯なんですが、△△のお店はどうですか?以前食べた時に美味しいなと思いまして・・・」
私「はい!大丈夫です!ぜひ行きましょう!」
ヨッシーさん「ありがとうございます。△△は〜〜ヶ月前に同僚と食べに行きましてその時は〜〜で〜〜だったんですよね」
私「あ!そ!そうなんですね〜」
ヨッシーさん「ちなみに、〜〜は本場の〜〜に行った時に食べたのですがあちらの国は〜〜で〜〜」
私「あ!そ!そうなんですね〜」
すごい気を使って会話を振ってくれているのは痛いくらい分かるのですが、会話が知的すぎて返事の仕方が分からない。いかに自分に教養が無いのか思い知らされましたね。
そして、ヨッシーさんが話してくれた会話の中で聞いたことがない単語がたくさん出てきて、もう詰んだよね。
辞書持ってきといたら良かった。
辞書引いて初めて会話が成立するレベル。
初めての人に会う緊張とは違う緊張で私は汗だくになりましたね。
言うなればそうですね、就活してて最終選考まで無事に進み、最後の社長面接を受けるくらいの緊張です。
そんな最終面接、ヨッシーさんとなんとか相槌に相槌を打ちお店まで行きました。
「あ、そうなんですね〜!」
「あ、なるほどです〜!」くらいしかいえなかった。
ファービーの方がまともに会話できたんじゃないかな?
『ナデナデシテー』とか言えるし。
お店につくと少しだけ人が並んでいたので、ヨッシーさんが受付?に名前を書いてくれ、2人で待つことにしました。
すると、ヨッシーさんは急にピョンッと飛び跳ね店内を見ました。
「ん、店内は広くて、片付け待ちの席も多いのできっとすぐに入れますね」
と、飛びながら中を確認して私に教えてくれました。
正直なことを言わせていただきますとね、生意気ながら教養のない私が言わせていただきますけどもね、飛んで店内見てるのはマジで?と思った。
それで、何この人めっちゃ面白いやん。と思った。
あまりに飛び跳ねるから「大丈夫です。ヨッシーさん。そんなトビウオみたいに飛ばなくて大丈夫です」と止めたらヨッシーさんはまた口元をニヤリとさせ「あっ、失礼しました。トビウオ・・・」とニヤニヤしながら言ってました。
この文章だけ見たらちょっとヨッシーさんが気持ち悪く見えますが
実際はクールなのについつい吹き出しそうになってしまったから我慢したけど、口元は緩んだみたいな感じです。
気持ち悪さは一切なかったです。
面白さは多いにありました。
この人、笑うのをもしかして我慢してる・・・?と思った私はあることを思い付きました。
死ぬほど笑かしたらこの人はどうなるんだろうか?
と。
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