料理が運ばれてきて、私達はご飯を食べはじめました。

私「最近アンドー君仕事どうなん?」
アンドー「俺派遣から最近社員になってん」
私「まじ?夢はどうなったん?」
アンドー「仕事の方がが楽しくなっちゃってね😅」
私「なるほど・・・めっちゃいいやん」
アンドー「とりあえず夢は副業として頑張ってる感じ」

アンドー君は夢を追い求める為に一度仕事を辞めていたのですが、少し会わない間に社員になってた。聞いたら私より給料高かった。
私は仕事が辛くて毎日歯茎から血が吹き出すんじゃないかってくらい歯を噛みしめながら働いてるんですけどもね。
アンドー君は職場環境が最高で毎日楽しいそうです。
仕事が楽しいって都市伝説やと思ってました。
私は歯茎が腫れまくって歯も浮いてる(と、医者に言われた)のに、アンドー君の歯茎は全然腫れてなかった。標本みたいな歯茎やった。
これは、仕事が楽しいからやわ。
仕事楽しかったら絶対私も歯茎腫れてないと思う。きっとそう。多分そう。


さて、そんな歯茎も心もボロボロの私はご飯を口に運んでいきます。
私「やっぱりエビフライは美味しいね。ここのエビフライは良いですよ」
アンドー「そうなん?チキン南蛮も美味しいで。
ちょっといる?」
私「うん!じゃあエビフライをあげましょう」
私がアンドー君のチキン南蛮を少しもらい、エビフライを少しあげました。
よく付き合ってた時にしてたことです。
いつもお互い違うものを頼んでシェアしてたのです。



そして、ご飯を食べ終わった後は適当にお店をぶらぶらしました。

アンドー君は生粋の匂い好きで、アロマオイルとか香水とか匂いの出るものがあったら何でも嗅ぎたがるところがありまして、なのでインテリア雑貨とかのお店が大好きなんですよね。可愛いですね。

それで、有名な雑貨屋さんがあってアンドー君は私に「かもめちゃん、よかったらここ見てもいい?」と聞いてきたので「かまへんかまへん」と返事をして2人で雑貨屋さんに入りました。

このやりとり100回くらいした気がする。
付き合ってる時も何回も雑貨屋さんに行ったし、同棲してからもめちゃくちゃ雑貨屋さんに行ってましたものでね。

今までと同じことをしていても、彼氏から元彼氏になった途端、こうも感じ方が変わるんやなと改めて感じさせられまして。

そう思うとすごくせつなくなって、ちょっと胸(と歯茎)を痛めながらもアンドー君の後ろをついていきました。
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