そして、なんやかんやと時間が過ぎ、親愛なるアンドー君と遊ぶ日がやってきました。

いつもより念入りに化粧をして、私の誕生日にアンドー君が買ってくれた服を着て、髪の毛も巻いて彼が来てくれるのを待ちました。

付き合いはじめは私もまだ恥じらいがあり、化粧も服装も気を使っていたのですが、同棲を開始してからはすっぴんメガネ、髪の毛ボサボサで高校時代のジャージを着て生活をしていました。
そんな私を見てアンドー君は「付き合いたてはあんなに可愛かったのに・・・」とよく嘆いていたので、今回は初心にかえってみました。

久しぶりのちゃんとした姿に惚れ直してくれるかもしれないですしね。頼むから惚れてくれ。

そしてアンドー君から着きましたよとラインがきたので、付き合ってた時にいつも来てくれてた場所まで向かいます。

アンドー君の車を見つけて我が物顔で助手席に乗り込みました。

私「来てくれてありがとう!久しぶりー!」
アンドー君「久しぶり!どこ行こっか?」
私「○○(デカイショッピングモール)でご飯探さへん?」
アンドー「あー!いいなー!じゃあ向かうわ!」
そう言ってアンドー君は車を走らせました。

うん。たまらん好きですわ。
運転してる横顔がまず美しい。
本当は顔面丸飲みしたいくらい好きだけど、私達はもう別れているのでグッと我慢をしました。

アンドー君は音楽を流してくれていて、それは私が付き合ってすぐの時に渡した〈これを聴けば間違いナシ!私の好きな歌ベスト〉のCDを流してくれていました。

胸がグッとしめつけられたよね。
まだこのCDを聴いてくれているんだという喜びと同時に、あの頃にはもう戻れないという苦しみ。
このCDを渡した時、アンドー君は笑顔で受け取ってくれて、車で流してよくドライブに連れて行ってくれました。
私の手をぎゅっと握って「俺、かもめちゃんと付き合えて本当に幸せやわ」と言ってくれたあの日は・・・もう・・・来ない・・・

色んな感情でグギギ・・・となっている私とは違い、仕事のこととか最近あったことを楽しそうに話しながらアンドー君はショッピングモールまで連れて行ってくれました。


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