私の乗るバスが来たので「あ、じゃあ私はこれに乗るので・・・」と伝えると、イケメンは「もし良かったら連絡先聞いてもいいですか？　お話してて凄く楽しかったので☺️」と言ってくれました。

ぜひぜひ！と言ってLINEを交換して、私はバスに乗ってイケメンと別れました。

席に乗って冷静を装いながら外を見ていましたが、脳内はお祭り状態でした。

運命の出会いです。そうに決まっています。
しかもイケメン。なんと言ってもイケメン。

うれC超えてマンモスうれPです。

LINEの名前を見て、イケメンがタツヤさんであることを知りました。
なんて素敵な名前・・・！

私は友達に「今バスに乗った！てか！聞いて！！運命の出会いや！イケメンとLINE交換したぞ！！！！！！うれPーーー！！！！！」とテンションぶち上がりのLINEを送りました。

友達からはすぐに「なんやて？！家来たら詳しく聞かせてや！！」と返事がきて、私は動物がハイテンションに飛び跳ねているスタンプを返しました。

そして、タツヤさんからもLINEがきました。
タツヤ「さっきはありがとうございました！無事にバスに乗れました！✨
本当に助かりました🙇‍♂️」

私はあえてすぐに返事をせずに、物憂げに景色を眺めながら(あんなに街コンに行ったりアプリをしたのに上手くいかなかったのに、出会いは・・・こんなところにあったんだね)と思っていました。

お決まりの気の早さです。これが私です。

そんなことを思いながらバスに揺られ、友達に言われていた所で降りると友達が迎えに来てくれていました。


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