私はお恥ずかしいことに店員さんに話しかけられるのが苦手です。
同じくアンドー君も店員さんに話しかけられるのが苦手です。
それは何故かと言うと、断れないからです。

私よりも特にアンドー君が酷くて、好きなブランドの服を見てる時に店員さんに話しかけられて、彼は全く買う気のなかったウン万円のデニム買ってましたからね。
お店を出てからは、何を話しかけてもアンドー君は「クゥーン」としか言いませんでした。


そんなわけで、私は「あ、そうですよね〜素敵な服ばかりで迷っちゃいます。ウフフ」となんとか店員さんとの会話を終わらせようとしました。

しかし、すごく仕事に熱い店員さんだったのかずっと横にいるんです。

初めから3人で服を探していたかのような自然さ。

店員さんって、こちらから会話を終わらせたら「また何かありましたお声かけくださいね〜」って言って去っていく人が多いじゃないですか?


今回の店員さんはずっと横にいます。

周りをパッと見回すと、私とアンドー君以外にお客さんがいないんですよね。
お客さんがいないのなら、もうつきっきりですよね。
逃げられません、買うまでは。

私「他にも色々見てみないと・・・」
店員さん「例えばどんな感じの服をお探しですか?!」
私「あ、えっと〜色は紺とかで〜とりあえず色々見せてもらいますね〜」
店員さん「紺ならこれとこれとかーー!!!!」

店員さんがダッシュでドレスを3着持って来てくれました。

もうね、無理ですわ。
逃げられません、買うまでは(2回目)

このドレス屋さんはもしかしたら想像以上にノルマがキツくて、ノルマ達成しないと熱した棒を肩に押し付けられて刻印とかつけられるのかもしれない。

店員さんが途中からカイジに見えて来ましたよね。
命を賭けたデスゲームをしてるのかと思うくらい目がマジなんですよ。

「ここで・・・この客(私)にドレスを売れなかったら・・・俺は・・・負ける!!!」くらいの熱意を感じるわけです。

私はそのまま試着室へと連行され、店員さんチョイスのドレスを試着させてもらうことになりました。

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