突然のことにビックリしている私の腕をケンさんはガッと掴みました。

ケン「ここまで仲良くなったことですし、もっとカモメさんのことを知りたいです!」
紳士的な笑顔で優しく私に話しかけていますが、やってることはかなりのワイルド系です。

凄いパワーで私を引っ張っていきます。

やだ強引・・・♡と思わなかったと言ったら嘘になりますが、あまりにも急すぎる。
まだ出会って1日目、それも数時間ですから。

しかもこの感じは恋人と言うよりもそっち系のフレンドにされる空気をヒシヒシと感じます。

私は恋人を作る為に死に物狂いで婚活をしているわけです。
そっち系のフレンドを作っている時間などないのです。
それに私はめちゃくちゃ恋愛体質の自覚があるので、ケンさんはそっち系でも、私はあっち系(ズブズブに好きになる)になる可能性が高い。

そうなると未来は地獄です。
このブログも日々愛に苦しむことだけを書くことになってしまいます。

もうそういうのは20代前半までって私決めてるんです。
20代前半の時にそっち系の人がいたのかと言うと私は泣けるほどにモテないので全くありませんでしたが、そういうのは20代前半で卒業って決めてるんです。

だから20代後半の私はどうしたかと言いますと
「NO!!!!!!」と大きな声で叫んで腕を振り払い逃げました。

今までの人生で人から逃げたことって鬼ごっこくらいなんですけど、28歳になって本気で人から逃げる日がくるなんて思いませんでしたね。




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